岡山理科大学専門学校 2010年度 動物紹介
淡水・汽水生物 次へ 戻る
ここでは、アクアリウム学科で実際に飼育されている淡水・汽水生物を紹介します。この中にはアクアリウム学科の学生達が飼育実習のために自分達で買い付けしたり、採集したり、繁殖させたりした淡水・汽水生物が一部含まれています。
※掲載写真はすべて本校で飼育する淡水・汽水生物を撮影したものです。
 
熱帯魚(カラシンの仲間)
カーディナル・テトラ
ネオン・テトラ
ホーリー
学名:Paracheirodon axelrodi
英名:Cardinal tetra
分布:ネグロ川(南米)
特徴:鮮やかなブルーとレッドの縦縞が非常に美しいテトラ。ネオン・テトラとよく似ているが、体の下側部全体が赤みを帯びている特徴がある。性質は大人しく多種との混泳飼育が可能である。
学名:Paracheirodon innesi
英名:Neon tetra
分布:アマゾン河上流域(南米)
特徴:丈夫、安価、きれいと三拍子揃った熱帯で、性質も非常に大人しい。弱酸性から中性まで水質にもよく順応するので、初心者にもお薦めである。
学名:Hoplias malabaricus
英名:Trahira
分布:南米
特徴:“タイガーフィッシュ”とも呼ばれる。野性味たっぷりの顔つきで、口には鋭い歯がある肉食魚。見た目通りに丈夫で強靭な魚である。
 
熱帯魚(コイ、ドジョウの仲間)
レッドテール・ブラックシャーク
学名:Epalzeorhynchus bicolor
英名:Redtail sharkminnow
分布:タイ
特徴:体色の黒と尾びれの朱色のコントラストが美しいコイ科の魚。古くから親しまれており、人気も高いが、性質が荒く、同種間で激しく争う。
 
熱帯魚(メダカの仲間)
プラティ
学名:Xiphophorus maculatus
英名:Southern platyfish
分布:メキシコ
特徴:シンガポールで盛んに養殖されるプラティの原種。原種のコレクターは世界中に知られ、しかも熱狂的である。
 
 熱帯魚(シクリッドの仲間)
マーブル・エンゼル
ナイルティラピア
学名:Pterophyllum scalare var.
英名:Marble angelfish
分布:改良品種
特徴:元々は南米のアマゾン河の広域に分布する原生種の改良品種。原生種の突然変異を固定したもので、マーブル模様の体色を帯びている。
学名:Oreochromis niloticus
英名:Nile tilapia
分布:アフリカ大陸西部、ナイル川流域、イスラエル
特徴:アラブ連邦から養殖用として移入され、南日本でも自然繁殖している。「ナイルティラピア」が標準和名となっているが、養殖魚は「イズミダイ」又は「チカダイ」の名前で流通している。
 
熱帯魚(アナバスの仲間)
チョウセンブナ
マーブル・グーラミィ
学名:Macropodus chinensis
英名:Roundtail paradisefish
分布:中国、朝鮮半島、日本
特徴:もともと朝鮮半島に生息するものであるが、人為的に国内に持ち込まれて、岡山県や埼玉県などで帰化している。
学名:Trichogaster trichopterus var.
英名:Marble gourami
分布:改良品種
特徴:スリースポット・グーラミィの改良品種。体側の不規則なマーブル模様が特徴。東南アジアからコンスタントに入荷し、飼育、繁殖は原種と同様に容易である。
 
熱帯魚(ナマズの仲間)
ヒポ・プレコ
学名:Pterygoplichthys pardalis
英名:Amazon sailfin catfish
分布:アマゾン河
特徴:サッカー・プレコとも呼ばれる。東南アジアなどで盛んに養殖されている。ガラス面の掃除屋として有用だが、輸入直後は痩せていることが多い。
 
熱帯魚(その他)
リーフ・フィッシュ
学名:Monocirrhus polyacanthus
英名:Leaf fish
分布:アマゾン河
特徴:枯葉に擬態した特徴的な姿で有名。下顎前部には枯葉の柄状の弁皮を持つ。中性から弱酸性の水質を好む。よく食べる上に、人工飼料に馴れないので、アカヒレやメダカなどを十分に与えたい。
 
古代魚の仲間
アジア・アロワナ
ポリプテルス・
エンドリケリー・エンドリケリー
スポッテッド・ガー
学名:Scleropages formosus
英名:Asian bonytongue
分布:マレーシア、インドネシア
特徴:ワシントン条約により養殖個体に限り数を限定して輸出が認められている。容姿が龍のようであることから龍魚と表され、レッド系は紅龍、ゴールデン系は金龍と呼ばれ、体色によって大別される。
学名:Polypterus endlicheri endlicheri
英名:Saddled bichir
分布:スーダン〜コートジボアール
特徴:ポリプテルス科の古代魚。頭部は扁平しており、下あごが突出している。背中には分離した背びれが幾つも並び、体色も含めてまるで恐竜をイメージさせるような外観を持つ。
学名:Lepisosteus oculatus
英名:Spotted gar
分布:テキサス〜フロリダ西部
特徴:体側の斑紋は変異に富む。ガーの中では小型で混泳も可能である。フロリダ・スポッテッドガーとの区別は難しく、市場では特に区別されていない。
トロピカル・ジャイアントガー
学名:Atractosteus tropicus
英名:Tropical gar
分布:メキシコ,グアテマラ
特徴:ニカラグア・トロピカルガーに比べて頭部に模様が入らず、重量感のある体型をしている。体側の模様は個体差が激しい。中にはゼブラ模様になる美しいものもいるが、日本には輸入されにくい。
 
エビの仲間
レッドビー・シュリンプ
アメリカザリガニ
学名:Neocaridina sp.
英名:Red bee shrimp
分布:改良品種
特徴:ここ数年、我が国のアクアリウム界において空前のブームとなっているのが、このレッドビー・シュリンプである。本種はビー・シュリンプの改良品種で、日本で作出されたものである。本種の登場以来、エビは掃除役やエサ用として飼育されるだけでなく、水槽の“主役”として君臨するようになった。
学名:Procambarus clarkii
英名:Red swamp crawfish
分布:北アメリカ南東部(原産)、日本、ハワイ諸島、アフリカ東部
特徴:ウシガエルの餌用として国内に移入され、全国各地の池、水田、用水路など流れの緩く浅いところに生息する外来種。日本固有種のザリガニ(Cambaroides japonicus)よりも大型で、体色は赤色か褐色である。色素変異や改良色彩変異による白色、青色、黄色、オレンジ色といった個体が観賞用として人気を得ている。
 
金魚の仲間
ワキン
ランチュウ
学名:
英名:
分布:改良品種
特徴:最も古くに中国からやってきた種類で、他種と区別するため「和金」と呼ばれる。単に「金魚」と言えば、この種を指す。ヒブナの変異から誕生したもので、その種類はバラエティーに富む。
学名:
英名:
分布:改良品種
特徴:ワキンの改良品種で「金魚の王様」として愛好者が多い。背びれがなく、尾びれが水平に付いているのが特徴的である。体形はワキンに比べてずんぐりしている。体色もバラエティーに富む。
 
日本の淡水魚(コイの仲間)
ヤリタナゴ
アブラボテ
学名:Tanakia lanceolata
英名:Slender bitterling
分布:本州,四国,九州北西部
特徴:平野部の河川や湖の浅い所、池や沼などの浮き草が多い所に多く生息する。タナゴの中では大きく成長する方で、10cm以上の個体も見ることができる。
学名:Tanakia limbata
英名:Oily bitterling
分布:濃尾平野以西の本州,瀬戸内海側の四国,九州,朝鮮の一部
特徴:水草がよく生い茂った水のきれいな小川などに生息し、底生動物や藻類を食べている。産卵期を迎えると、雄はなわばり意識が強くなるので、何種類かのタナゴと混泳飼育する場合は注意が必要である。
 
日本の淡水魚(ドジョウの仲間)
ドジョウ
スジシマドジョウ(中型種)
学名:Misgurnus anguillicaudatus
英名:Oriental weatherfish
分布:日本全国
特徴:小川の泥底に生息し、泥の上を這い回って、イトミミズや底生藻類を食べる。乾燥や水中の酸素欠乏には強い。
学名:Cobitis striata
英名:
分布:中部地方以西の本州、四国北部、九州有明海沿岸
特徴:河川中・下流域の流れが緩やかな砂泥底に生息する。スジシマドジョウは従来1種とされていたが、現在は大型種、中型種、小型種に分けられる。
 
日本の淡水魚(ナマズの仲間)
ナマズ
学名:Parasilurus asotus
英名:Japanese catfish
分布:本州,四国,九州
特徴:平野部の湖沼や流れの緩やかな河川の泥底、砂泥底に生息する。背ビレは小さく、尻ビレは長い。また、鱗はない。成魚は上あごと上あごに1対ずつ口ヒゲがある。夜行性で、主に魚類や甲殻類、両生類、貝類などを好んで食べる。昼間は石の下や岩陰に潜んでいる。
 
日本淡水魚(メダカの仲間)
メダカ
学名:Oryzias latipes
英名:Japanese rice fish
分布:日本全国
特徴:池や沼の浅い所、水田や用水路に生息する。悪環境に比較的強く、温泉や塩田でも見られ、海水中でも繁殖可能である。近年、非常に数が少なくなっている。
 
日本淡水魚(スズキの仲間)
オヤニラミ
学名:Coreoperca kawamebari
英名:
分布:本州西部,四国,九州
特徴:河川の中流域から上流域にかけて流れがゆるやかで、水草が茂った岸近くに生息する。非常に攻撃性が強く、小型の水槽に入れると弱い方が殺されてしまうことがある。
 
日本の汽水・淡水魚(ハゼの仲間)
ヌマチチブ
学名:Pseudogobio esocinus
英名:Gudgeon
分布:日本、中国、朝鮮半島
特徴:河川の中・下流域で砂や小石混じりの川底に多く生息する。口は下向尖っており、1対の口ヒゲがある。体は薄褐色で黒斑点があり、保護色になっている。
 
日本の汽水・淡水魚(その他)
アカメ オオウナギ
学名:Lates japonicus
英名:Japanese lates
分布:高知県と宮崎県
特徴:沿岸域、河口域、汽水域に生息する日本固有種。眼が赤く光ることからこの名で呼ばれる。近年、減少傾向にあり、準絶滅危惧種に指定されている。
学名:Anguilla marmorata
英名:Giant mottled eel
分布:太平洋、インド洋
特徴:最大で体長2m、体重20kgに達する。食性は肉食性で甲殻類、小魚、カエルなどいろいろな小動物を捕食する。
 
日本の汽水・淡水魚(エビの仲間)
ヤマトヌマエビ テナガエビ
学名:Caridina japonica
英名:
分布:日本の房総以南
特徴:日本の渓流域に分布する。透明感のある体に入った黒斑が非常に美しいヌマエビ。メスはオスよりも体が大きい。植物食性が強く、水槽内の藻類をよく食べるため、水槽の掃除役として非常に有効である。丈夫で飼育は容易である。
学名:Macrobrachium nipponense
英名:
分布:日本の九州以北
特徴:テナガエビ属の大きな特徴は第1歩脚が大きいザリガニやカニ類と違い、第2歩脚が名前の通り長く発達している点である。食性は藻類なども食べることがあるが、ほぼ肉食性で水生昆虫や小魚などを食べる。
 
参考・引用資料
● 熱帯魚・水草2700種図鑑 (株式会社ピーシーズ 発行)
● 野外ハンドブック・10 魚 淡水編 桜井淳史 著 (株式会社 山と渓谷社 発行)
● 魚の図鑑@ 岩井 保 著 (株式会社 保育社 発行)
● 魚の図鑑A 岩井 保 著 (株式会社 保育社 発行)
● FishBase http://www.fishbase.org/